アキの公式ブログ

トレード関係の備忘録

レアアースでのトレード(前編) レアアースととしまえんについてトレーダー的考察をしよう!

アキです!

 

今日は海の日ですが、涼しいです。

海やプールに入りたい気温ではないですね。

と思ったらこんなニュース↓↓

news.livedoor.com

 

としまえんプール来場者95%減」

ですよね。風邪ひきますよ。笑

 

 

さて。今回は最近私が注目しているレアアース関連について書きます。

 

 

「れああーす......?」という人に簡単に説明しましょう。

 

まずはこちらの記事↓↓

www.excite.co.jp

 

習近平国家主席が2019年5月20日レアアース関連企業を視察に行きました。

って報道です。

 

「あっそ。ふーん」

 

でもいいんですが。笑

これは米中の対立が激化している中での行動です。

サントリーのビール工場の見学に行って、ビール飲んで帰った」というのとわけが違います。

キンペーさんの狙いはもちろん、

 

アメリカなめんなよ」

「こっちにはレアアース禁輸措置というカードがあるぜぇい」

 

というところでしょう。

関税合戦を繰り広げていますが、アメリカの中国からの輸入量に対して、中国のアメリカからの輸入量が少ないので、中国としては関税対象を増やすというだけではそのうち行き詰ります。

 

「もう関税かけるもんないっす」

 

ってことになるでしょう。

というわけでレアアースの禁輸措置をカードとしてちらつかせたわけです。

 

「俺には切り札があるぜ」

 

と。

ここまで書いて

 

「れああーす......?」

 

という人に対しての説明が抜けていたことに気づきました。笑

レアアースWikipediaです↓↓

希土類元素 - Wikipedia

正直読むのだるいです。笑

簡単に言うと、ニッケルやコバルトやマンガンなどの埋蔵量が少ない希土類です。

ハイブリッド車

・電気自動車

・モーター用永久磁石

超電導ケーブル

 

などに使われています。

 

まあ、ざっくり言うと、

 

「量が限られている大事な資源」

 

ってことです。

 

 

さて。話を戻しましょう。

現在、中国のレアアースの生産量は世界の90%(!)を占めると言われています。

90%ってすごくないですか?

 

仮に中国がアメリカに対して禁輸措置のカードを切るとどうなるでしょうか??

 

下に私の仮説を書きますが、それを読む前に考えてみてください。

米中対立が激化し、中国がアメリカに対してレアアースの禁輸措置のカードを切るとどうなるでしょう??

 

、、、

 

、、、

 

、、、

 

、、、

 

、、、

 

、、、

 

、、、

 

、、、

 

アメリカ困んじゃね?」

 

ハイ正解!

 

短期的にはそうだと思います。

短期的にはレアアースが輸入できず、国内の在庫を切り崩したり、第3国から高値輸入したりして経済的な打撃を受けるでしょう。もちろん。

 

では中長期的にはどうでしょう?

実はこれは前例的なものがあります。

覚えていますか?

下記は2010年の記事です↓↓

jp.reuters.com

 

「中国が日本に対してレアアースの輸出を禁止」

さて。この時何が起きたでしょうか?

 

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

ビスマルクはいい言葉を残しましたね。

 

私が賢者かどうかはさておき、その時何が起きたかを見ましょう。

 

jp.reuters.com

 

WTOに中国が怒られた

レアアース価格が急騰した

③日本の企業が技術革新を進め、レアアースの依存度を下げた

 

なるほどねー。日本けっこうやるじゃん。

 

ちなみにここでそもそも論。

 

「なんで中国でだけそんなにレアアースとれんの?」

アメリカとかカナダでもとれんじゃね?」

「土地でかいし、資源ありそうじゃん」

 

レアアースは何故中国にだけ埋蔵されているのか調べてみました。

 

 

、、、。実はそんな事実はなかったです。

アメリカにもオーストラリアにも、あらゆる国にレアアースの埋蔵は確認されています。(ちなみにちょっと前に日本の南鳥島付近で大量のレアアースの埋蔵が確認されました。まだ商用化はできていませんが)

昔はアメリカ国内でもレアアースを採掘し、生産していたみたいです。

ではなぜ撤退し、中国の生産に頼っているのでしょう?

 

答えは単純。

 

「安いから」

 

そう。単純に中国が安いのですよ。

 

埋蔵されてないわけでもないし、技術がないわけでもない。

ただ中国から輸入するのが安いからアメリカは自国で生産するのをやめました。

 

つまり、中国が禁輸カードを切ると中長期的には、

 

アメリカ国内でレアアースを採掘し、生産する

②第三国から輸入する(オーストラリアとか?)

③リサイクル技術を上げる

④(2010年の日本のように)技術革新が進みレアアース依存度が下がる

⑤第三国(カナダとか?)が採掘&生産し、アメリカがそこから買う

⑥っていうか第三国を経由して輸入すればいんじゃね?

 

などが考えられますね。

 

「で?」

 

 

という言葉が聞こえてきそうなので、そろそろ本題に移りましょう。

 

「トレードにどう活かすか?」

 

ですね。気になるのは。

 

アメリカと中国がもめようが仲直りしようが、

トランプとキンペーがケンカしようが握手しようが、

どっちでもいいし、どーでもいいし、なんでもいい。

気になるのはどうポジションをとるかだYO!」

 

という人もいるのでは?笑

 

現時点で文字数が2000文字を超えてきました。

ぶっちゃけ疲れてきました。笑

眼が乾いてきました。笑笑

 

では次回に関連銘柄やタイミングについて書きます!

 

今回はここまでで。(なんかもったいぶってCMにいくTV番組みたいだ。笑)

 

P.S.タイトルの回収を忘れていました。

としまえんの苦境(?)というか来場者大幅減はトレーダーなら次のことを思いますね。

「冷夏と暖冬は景気を悪くする」

「逆に暑い夏と寒い冬は景気を良くする」

といわれていますね。

単純に消費が増えるので。

暑い日が続くと「プール行こうぜ」ってなりますが、涼しいとそうはなりづらいです。

にしても95%減はひどい(-_-;)