雇用統計 数字が良くても悪くてもどっちでもいんじゃね?
アキです!
10/10の米中の閣僚級の通商協議が予定されています。
それまでは大した動きはないか、ワンチャン動くとしたら、米中協議の思惑や噂で上昇方向に動くかな、と想定していました。
が、今週は下落しています。見事に外れました!笑
軟調なアメリカ指標によりリセッションの懸念が増大したことと、アメリカとEUが関税でもめたことがきっかけになっていました。
10/1(火)アメリカISM製造業景況指数
10/2(水)アメリカADP雇用統計
10/3(木)アメリカISM非製造業景況指数
が悉く軟調でした。
そして、現在トランプ大統領は弾劾調査を受けているににも関わらず、
「中国もバイデン親子の調査をせい!」
などと、完全に開き直っています(´・ω・)
このあたりも下落の一因なのではないのかと思いますが、、、。
【S&P500指数 日足】
みての通りです。
史上最高値付近でダラダラしていたのが、今週大きい陰線をつけながら下落しています。
私としては、
「ちょっと大げさな反応では??」
と思うのですが。
9月初旬に米中通商協議の日程が決まったことにより株価は上昇し、市場には楽観的な雰囲気が漂っていました。
米中関係で悪材料が出たわけではなく、また、指標が軟調だということは、FRBの追加利下げを正当化させることになるので、この下落は大げさだと感じます。
トランプ大統領は今何を考えているでしょうか?
少し想像してみましょう。
2020年の大統領選挙を有利な状態で迎えたいことは間違いないでしょう。
そう考えると色々と説明はつきます。
・対抗馬であるバイデン氏を引きずりおろしたい→裏工作の実施。笑
・対中国の貿易面で一旦は(形だけでも)合意したい→急ピッチで緩和ムードへ。
今は中国との対立は緩和させたいので、
→中国への追加関税を延期させたり、一部を削除したりしている
しかし、今まで関税をかけまくったツケが今になって軟調な指標として現れてきましたね。
「中国に追加関税をかけて、中国とFRBを同時に叩く」
ということをやってきたトランプ大統領ですが、
現在は中国ともめたくないので、追加関税はかけれないので、矛先はFRBにのみ向かうことになります。
そして、指標が軟調だということは、FRBが利下げをする根拠になりえます。
FRBの使命は、アメリカの「雇用」と「物価」を安定させることにあります。
今まで雇用は安定していたし、物価も悪くはなかったので、
「FRB、利下げせんかい!」
とトランプ大統領に圧力をかけられても、利下げする根拠は乏しく(というか根拠ない)、パウエル議長(FRB)は利下げを渋っていました。
再三再四トランプ大統領に圧力(というかいやがらせ)をかけられ、よーやく、
「世界の貿易のことを考え、予防的な利下げをします」
とパウエル議長はいいました。
実に歯切れが悪かったです。
というわけで本日10/4(金)の雇用統計は注目です。
なんといってもアメリカが最も重要視する指標です。
失業率も平均時給も同時に発表されるので、そちらももちろん注目です。
仮に良い数字がでれば、
「やっぱアメリカ経済好調だわ。景気いいわ」
で今週の下落は解消される、かな?
逆に悪い数字がでれば、
「アメリカ経済本当に悪いぞ!利下げが必要だ!利下げしたら株価上がるぞ。よし、買っとけ」
ということで、数字が悪いと利下げ期待が高まり、株価は上昇!
つまり、
雇用統計の数字が良い場合→株価上昇!
雇用統計の数字が悪い場合→株価上昇!
、、、ん?
良くても悪くても上昇??笑
結局上昇かい!
なんちゅー違和感(´・ω・)
というわけで、雇用統計の数字なんて、
まあ、結果を見守りますか。
ちなみに今週株価指数が下落した際、VIX指数が上昇しました。
ショートの指値を入れておきましたが、その一部が約定していました。
私はVIX指数のトレードはGMOの米国VIを使っております。
こんな感じです↓↓
【米国VI 日足】
20~25に段階的にショートの指値を指していて、その一部が約定しました。建値は20です。
「上昇したVIX指数はやがて下落する」
という性質を利用した、私が最も手堅いと思っているトレードの一つです。
資金管理さえきっちりしていれば、負けることはありません。
25くらいまで上昇してほしいのですが、なかなかそううまくはいきません。
また上昇したら売り増しますが、無理はしません。
上昇してくれたら、売り増し、
逆にこのまま下落したら、今のポジションが利益となるのでそれはそれでいいです。
どっちでもいいです。(ホントは売り増したいので上昇してほしい)
というわけで今夜の雇用統計も指値をいれたまま様子をみておきます。
ではまた!