アキの公式ブログ

トレード関係の備忘録

ガラリと変わる市場~リスク後退局面へ~

アキです!

 

今週は国際情勢が目まぐるしく動きましたね。

市場の雰囲気ががらりとかわりました。

 

「香港の逃亡犯条例改正 正式に撤回」

「ハードブレグジットの懸念 後退」

「米中通商閣僚級の協議 10月初旬開催予定を発表」

 

そしてアメリカの重要指標も目白押しでした。

ISM・ADP雇用統計・ベージュブック・雇用統計、、、。

そして金曜にパウエル議長の発言。

この発言をもって、ブラックアウト期間に突入です。

(ブラックアウト期間とはFRB関係者が次回9/18のFOMCまで発言を控える期間のことです)

 

 

それにしても市場の雰囲気がガラリと変わりました。

トンネルを抜けたかのようです。

 

おさらいしていきましょう。

【S&P500指数 日足】

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7/31FOMC&8/1トランプ砲で急落し、その後トリプルボトムを形成し、今週は上昇しています。

来週には急落前の水準に戻りそうな雰囲気です。

トランプ大統領に強制的にハト派化されたパウエル議長により、9/18のFOMCで利下げされ、結局のところ株価は行って来い状態になり、史上最高値付近に戻るのではないでしょうか。

 

トランプ大統領が、

「株価は史上最高値水準。やっぱ俺ってすげーだろ!」

って言ってる姿が目に浮かびそうです。笑

 

 

【日経225 日足】

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S&P500指数と同じく日経225も急騰しています。

20000円ラインがサポートとなり三度下方向をトライしましたが、抜け切れず。

PBR=1.0くらいの水準なので、やはり買いが集まりやすく、一気に上昇しましたね。

やはり7/31&8/1の急落前の水準である21750円までは一気に行きそうです。

急落の後の上昇いうのは一気に元の価格水準まで戻りやすいです。

俗にいう「行って来い」というやつです。

 

【USDJPY 日足】

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為替も見ておきましょう。
USDJPYは月足レベルの三角持ち合いを下方向にブレイクしていましたが、ダブルボトムを形成し、トレンド転換し、上方向に向かいそうですね。

それにしてもキレイなチャートです。

 

 

【GOLD 日足】

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GOLDは対USDで6年以上ぶりの高値水準にいます。

ことごとく高値を更新していましたが、9/5(木)に目立った陰線をつけ、金曜も陰線で引けています。

俗に「GOLDはトレンドが出始めると止まらない」というものの、ここまでのアップトレンドはすごいですね。

今年の6/20に月足のレジスタンスライン(チャートの赤ライン)を上方向に突破し、ずーっとアップトレンドを形成しています。

日足の20SMAを一度も割ることない非常に強いアップトレンドです。

金曜にようやく20SMAを下に割った形でひけました。

ようやく上昇一息といったところでしょうか。

 

 

 

【GBPUSD 日足】

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ジョンソン首相の目論見が議会に阻まれ、ハードブレグジットの可能性が低下しました。

GBPUSDは1.2を節目として下落が止まったようにみえます。

イギリスの今後の行方次第ですね。

議会閉鎖は阻止されたようです。そしてEU離脱延期法案が成立しそうです。

 

jp.reuters.com

 

イギリスはブレグジットで混迷を極めていますし、今後もこの混迷は続くでしょうね。

 

【HONGKONG50 日足】

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「逃亡犯条例改案 正式に撤回」

を受けて、一気の上昇です。

デモを実施している市民の「5大要求」なるものの1つを政府が譲歩した形です。

www.bloomberg.co.jp

投資家は逃亡犯条例改正案撤回を歓迎、4日の香港ハンセン指数が10カ月ぶりの大幅上昇となった。だが、大半のアナリストは今回の株高が売り込まれてきた香港株の一時的な戻りにすぎないとみている。

 

とありますが、どうでしょう?

チャートをみる限り、私には投資家が「問題解決。これにて一件落着」と考えているようにみえますが、、、。

今後デモ隊(市民)がどこまで残りの4つの要求を求めるかによりますねー。

 

【USDCNH 日足】

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人民元安が進んでいましたが、今週は反落しています。

人民元がらみで気になることと言えばこれ↓↓

jp.reuters.com

市中銀行すべての預金準備率を50ベーシスポイント(bp)引き下げる。一部の銀行については、追加で100bp引き下げる。大手銀行の預金準備率は13.0%となる。

 

「預金準備率の引き下げ」とはもちろん緩和方向です。

FRBも利下げ方向。日銀もECBももちろん緩和方向。

中国も緩和方向。

世界中のマネーは膨らむ一方ですね、、、。

 

 

【VIX指数 日足】

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当然急落しています。

9/18までは下落一方方向でしょうね。

 

 

さてさて。

上述したチャートたちが物語っていることはなんでしょう??

 

「リスクの後退」

 

です。もちろん。

9/18のFOMCまではリスク後退方向で動くでしょうね。

 

この他気になるイベントは10月初旬の米中閣僚級の通商協議です。

もちろんトランプ大統領Twitterも気になります。

 

最近の流れだと、

 

パウエル議長発言→トランプ砲(中国に追加関税をかける)

 

ですが、どうでしょうね。

 

9/1発動分の追加関税の一部を12/15発動に延期したことを考えると、クリスマス商戦を気にしているようですし、トランプ大統領としてはもうそろそろ一旦はまとめにかかり、大統領選挙に備えたいハズです。

となると、追加関税をかけて中国に圧力を与える局面は過ぎ、今度は交渉にシフトしていくように思えます。

ただわかりませんね。なんたってトランプさんですからね(´・ω・)

 

相場の雰囲気としては株は上昇方向、VIXは下落方向です。

 

私は現在VIXをショート方向でポジションをもっています。

私は最近はオプション取引にはまっています。

オプショントレードという意味では下落に比べ上昇というのは退屈です。笑

IV(インプライドボラティリティー)の動きが比較的小さく、プレミアムの変化も比較的小さいので。笑

 

急落前後の局面が得意な私としては今の相場はやりづらいです。笑

 

私は自分の得意な相場になるまで待ちます。「待つも相場」です。

しかし、ただ待つだけでは成長もないので、現在の相場にマッチしたトレードを小ロットで試し、新しいトレードスタイルを模索していきます。

 

 

 

ではまた!